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卒業生の声

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■中尾優帆  13期生  2年目

 入職してから二年が経ち、もうすぐ三年目になろうとしています。入職当初と現在の自分を比べると、看護業務にも慣れ、職場にも慣れてきて、今仕事をしている毎日が楽しいと思え充実した日々を送っています。しかし入職当初を思い返すと、地元から遠く離れた大阪で、知り合いもほとんどいなく、看護師になりたてで先輩から指導を頂きながらでも分からない事出来ない事だらけで、毎日が辛く地元に帰りたい思いだけが募るばかりでした。また、自分は看護業務に追われ患者を看ることが出来ていないと感じ、看護師になる前の学生の頃に思い描いていた理想の看護師像と、働いている看護師としての自分は全く違うと、とても悩むこともありました。
それらの苦悩を乗り越え、一年目の時に新人賞を頂きました。そのことが、もっと頑張ろう、看護師として患者を一番に考えた看護をしようと、強く思えたきっかけの一つにもなりました。
現在でも悩むことや反省することもあります。私の病棟は急性期内科で入退院が多く、とても忙しくバタバタした日々ですが、その中でも患者への看護は絶対忘れないということを念頭に入れて仕事をしています。働いて思ったことは、働いてからも勉強は必要ということです。学生の頃に学んだことは必ず役に立つと思いました。
 看護師を辞めたいと思ったこともありましたが、今は看護師になれて良かったと思っています。今後は現在の急性期病棟でスキルを積み、認知症の認定看護師を取得し、療養型の病院で患者と長期に向き合い看護を提供できたらいいなと思っています。
 現在弟が看護師になるため勉学に励んでいますが、私の経験を弟に教えてあげられたらいいなと思っています。これからも患者と向き合い一患者を看る看護をしていきたいと思います。


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■酒匂舞衣   13期生  2年目

 看護師になって、もうすぐ三年目に入ろうとしています。入職して一年間は知識や技術を覚えるのに必死でした。また 患者様と上手くコミュニケーションが取れず、落ち込んだ時もありました。しかし 先輩方や同期の人達が優しく声をかけて下さり、時にはフォローをして頂き何とか乗り越えることができました。
 二年目に入ると、新人職員の人達が入ってきて、責任を強く感じるようになりました。
一年目では、仕事の環境になれるのに必死でしたが、二年目は知識や技術がさらに求められるようになり、他職種との関わりも増え、また 患者や家族とコミュニケーションを取る機会も多くなりました。さらに 患者の状態や希望されていることを医師に伝えるなど、行動範囲が広がってきており、日々多くのことを学んでいます。
 現在、垂水は徳洲会病院がなくなるため入退院する病院が限られており、入退院の入れ替わりが激しくなってきています。そのため、入退院や検査・処置に追われ、一人一人のケアが十分にできないことが今の悩みです。自分が理想とする看護師像と現実が違い、日々反省しながら看護を行っています。また知識・技術面でわからないことは、そのままにせず先輩や同期の人に相談し、一人で判断しないで情報を共有しスキルアップできるように心がけています。
 これから 三年目に入ってくるので、少しでも自分の看護師像に近づけられるように日々の看護に励んでいきたいと思います。


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■川口智代  14期生  1年目

 NICUに配属になり、実習や母性看護学の応用のような感じで、ゆっくりではありますが、毎日頑張っています。GCUでは退院前の家族ケアや検査に行くことがあり、少しずつ仕事を覚え業務を廻せるようになりました。NICUではPI留置中や呼吸器使用の児のケアを行うこともあり、毎日緊張しながらケアを行っています。今は児に対してのケアは一人でもできるようになってきましたが、家族への指導や直母のケアが難しく感じています。文章やイラストなどでは勉強しても、実際に直母のケアに入ると一人一人乳房の形や分泌物などが異なり、お母さんを不安にさせてしまうことがあります。退院指導では、根拠を伝えることでより理解しやすく納得して頂けることが分かり、勉強を毎日がんばっています。自分が分からない事や、少しでも不安がある事、文章では知っているが実際にはケアを行ったことがない物は、先輩に聞き確実に一つずつケアを行っています。先輩方は優しく指導して下さいます。昨年、NCPRを取得することができ、今後は蘇生や搬送に行く事、業務を行えるようになりたいです。
 もうすぐ新人看護師が入職してきます。その為、自分自身が新人の頃よりも、先輩に聞きにくくなってしまうと思います。1年目のうちにわからない所を把握して、積極的に先輩に確認することや、夜勤などでPIの準備、呼吸器の回路の組み立て方などシュミレーションを行うことも大切だと思います。


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■鎌田彩花  13期生  2年目

 卒業してから二年が過ぎようとし、すごく早く感じます。現在、療養病棟にて勤務しています。入職して最初の頃は、入所者との接し方も分からず不安があったけれど、日々接ししていくうちに、一緒に何かをしたり、名前を読んでもらえたりと、最初に比べ接し方が分かるようになってきました。しかし 情緒不安定な時がある方もいて、その時には先輩方に聞き学んでいます。療養病棟は医療病棟に比べ医療的行為が少なく、吸引や経管栄養、たまに採血や点滴があるくらいですから、看護技術的には未熟であると思います。点滴などあっても、長く続けば点数の関係上、医療病棟へ転棟されることが多いため短期間です。私は一回だけエンゼルケアにはいることができました。
 私が働いていて大変と感じることは、業務にはマニュアルが存在していますが、必ずしもそれ通りではない事です。人間関係も様々あり大変だと感じました。でも業務でわからない所があり訪ねたりすると、しっかり教えて下さるので、解決することができています。
 このような施設で障害を持った人たちと関わり働くことができ、他の病院ではないことを身に着けることができたと思います。これからも頑張っていきたいと思います。


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■渕田美紀  12期生   4年目

 仁心看護専門学校を卒業し、早いもので三年がたちました。  学生のころ、よく先生や先輩方から、解剖生理学を理解しなければ、患者様の疾患も理解できないと指導してくださいました。  実際に臨床で働いてみると、看護学を暗記していただけでは通用せず、患者様に関わる中で根拠をふまえたアセスメントが必要となります。看護師という職業は生命に直結する場であり、一つ一つの行動・処置等に責任をもって関わらなければいけません。
 入職1年目は業務を覚えることに精一杯で、そして、分からないことが多く、看護辞書を持ち歩き、業務を行っていました。そして、自宅に帰宅してからは、学生のころに使用したプリント集や教科書にて振り返り、ノートに書き込み自分のノートを作り、そのノートは入職して3年目の現在も活用しています。時に、仕事でつまずいた時には、学生のころに書いた看護観を見て、初心の頃の「思い」を見ながら懐かしく思うだけでなく、現時点の自分の看護観を考えています。看護観は看護師として患者様と関わる以上、日々変化していくものだと感じます。これからも自己の看護観を追求していきたいです。
 入職して2年目後半からは指示受け業務にも就かせて頂いています。指示受け業務は、患者様の状態を明確・具体的に先生へ報告し指示をもらい、その指示をスタッフに共有するといった業務になります。これは、「報告・連絡・相談」が重要になります。病棟は、決して一人では業務をこなすことはできず、チームで動いています。分からないことなどは自分で調べたうえで上司や先輩スタッフに相談することで、新たな考えかたや看護の方向性を導いてくださいます。
 また、私の病棟は療養型であり、長期的に患者様と関わります。現在、私は4歳の小児を受け持たせて頂いています。病気をみるだけでなく、四季を通した様々な行事に参加するなど療育面の関わりも重要です。日々の関わりの中で、ちょっとした変化や成長が大きな喜びとなり、仕事の辛さ・きつさ以上にやりがいを感じる日々です。
 卒業して3年たちますが、今でも学生のころの仲間とは交流があり、ご飯やアウトドアに行ったりしています。同期の仲間は学生生活で辛い時も楽しいときも一緒に歩んできた存在です。だからこそ、お互い仕事の話しや相談をすることで刺激となり、また新鮮な気持ちになり、仕事も頑張れます。学生生活の3年間を共にした仲間は一生の宝です。学生のみなさんも、ぜひ同期の仲間を大切にし、学生生活を充実したものにしてください。


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■森 隆徳  6期生   10年目

 私は仁心看護専門学校の6期生として、2008年に卒業し、看護師として今年で10年目を迎えます。卒業後は仁心会の福山病院で1年勤務し、2年目から曽於市に所在する医療法人愛誠会昭南病院で、現在まで勤務しています。昭南病院では外科病棟に入職後、5年前に手術室・中央材料室・血管造影室を中心に、救急・内視鏡・麻酔外来・病棟応援など多角的に活動を展開する所属として「MOST:Multi-Object-Support-Team」の立ち上げに関わり、現在は副主任としての役割を担っています。
 仁心看護専門学校に入学してから学んだことはとても新鮮で、人の役に立てる勉強をすることの楽しさを実感しました。この学校で学ぶ楽しさに気づかせていただいたことで、後輩たちの実習指導に携わりたいとの目標を見つけることができ、現在、仁心看護専門学校の臨床実習受け入れ病院でもある当院で、母校の後輩たちの指導にも携わることができています。懸命に学び、患者さんに最良のケアを提供しようと必死になっている後輩たちの指導に携わりながら、10年間を充実した時間にすることができてうれしく思っています。
 看護師を目指す皆さんにお伝えしたいことは、是非この機会に自分や大切な家族が患者となったときに、どんな看護師にケアを提供してもらいたいかを考えていただければと思います。その答えがあなたの理想とする看護師像であり、あなたがこれからの3年間で目指すべき姿となるでしょう。理想とする看護師を目指せるための最高の環境である仁心看護専門学校で、是非あなたの夢をかなえてください。